春の不調を改善*デトックス副菜で身体を整える
こんにちは。
最近は、暖かい日が続き、東京では桜が満開を迎えてお花見気分♩
と思いきや、ウイルス騒動で世の中が混乱したり、嵐のように強い春一番が吹き荒れたりと、
身も心も縮んでしまうようなことが起こっていますね。
このコロナ騒動では、私たちの内にある不安や目を瞑ってきたこと、国や社会の性質、
経済と社会のバランスの崩れなどが浮き彫りになっているだけでなく、
すれ違う人同士がお互いを疑うような目で避け合い、人の心理的な距離すらも離れてしまっているように感じます。
中医学では、「陰極まれば陽となす」という言葉がありますが、
一方が極限まで達すると、もう一方の反対の性質に変化するという意味です。
これから誰もが健康で幸せに暮らせるように、みんなが手を合わせて助け合えるような社会と
なっていくために、今は極限まで内にある恐怖や恐れと向き合わされているように思います。
まさに今が踏ん張り時なので、日本の美味しい季節ものを食べて、心身軽やかに過ごしたいですね💕
さて、我が家の最近の副菜やおかず達をご紹介します。
この春の時期は、冬に溜め込んだ老廃物をしっかり出すことで、春に起きやすい不調の改善だけでなく、これから気温が上がり陽気が高まる季節に向かって心身を整えることができます*
季節に合わせて身体を養生していくことは、まさに免疫力を上げることでもあるので、
毎日の食からウイルスに負けない体づくりへ♩♩
旬の食材は、今の私達に必要な働きをしてくれます。
花粉症、めまい、立ちくらみ、吹き出物、肌の乾燥、お腹の張満感、イライラ、だるさ、
憂鬱感、情緒不安定、不眠、眠りが浅いなどなど‥
こんな症状のある方は特に参考にしてくださいませ。
2、3分くらいでできます。笑
椎茸と三つ葉をサッと湯通しし、食べやすく切ったら、鰹節・醤油・マヨネーズで和えて完成です。(←鰹節でミネラル・カルシウム補給!)
湯通しすることで、三つ葉の独特の苦味が緩和され、食べやすくなります。
三つ葉は春に摂りたい代表食材の一つで、この時期に負担のかかりやすい「肝」に作用してくれます。
イライラや肌の痒み、痰、喉に詰まった感じ、鬱感に◎
椎茸も「肝」に作用し、気を補ってくれます。
抗ガン・免疫機能を高めるbグルカンなどの成分もたっぷり。
元気がない、疲れやすい、息切れ、声が小さい、肌荒れなどに◎
2)眠りが浅いときに*たけのこの土佐煮
よくスーパーのお惣菜でも見かける、間違いなく美味しい副菜です。
採れたてのタケノコをあく抜きして茹でて〜‥をしなくても、今の時期なら国産のタケノコを下処理してくれた水煮がよく売っているので、 私はそっちを使っちゃいます♩
水煮のタケノコを食べやすい大きさにカットし、めんつゆと水(1:1)くらいで煮て、
煮汁が無くなってきたら、たっぷりの鰹節と混ぜ合わせて完成です。
タケノコは薬膳的に、熱を冷まして痰をとり、解毒を促します。
むくみや便秘、口の渇きや痰、不眠などに◎
春は陽気が高ぶるので、眠りが浅かったり、不眠にもなりやすいです。
そんな時は、タケノコ、タラの芽など苦味の山菜や、セロリ、あさり、ワカメなど海藻もおすすめです。
3)貧血対策にも効果大!ホウレン草のあさりバター
最近ハマっているウドも入れちゃってます。
あさりも今が旬ですが、むくみやイライラ、黄色い痰、精神不安などに効果的といわれています。
亜鉛もたっぷり!(←亜鉛は代謝や免疫に関わる大切なミネラルですが、体内で作られないので不足しやすいのです)
鉄分も豊富なので、ビタミンcの多いホウレン草と一緒に摂ることで吸収力もアップします。
ホウレン草も鉄分の代表食材ですが、薬膳的には貧血だけでなく、不眠、精神不安、便秘などにも効くといわれています。
どちらも冷やしやすい食材なので、調味料に酒や黒胡椒を使うと良いです◎
<材料>
ホウレン草
あさり
オリーブオイル(他の油でも)
塩、胡椒
酒
醤油
①ホウレン草はサッと茹でて食べやすい大きさにカット。あさりは砂抜きして洗っておく。
②フライパンにオリーブオイルと刻んだにんにくを入れて熱する。
③香りが出たら、あさりを投入し、酒を少し多めに入れて蓋をする。
④あさりの蓋が開いたら醤油を少々、塩と胡椒を入れて軽く煮詰める。
⑤少しとろみが出てきたら火を止め、ホウレン草を加えて煮汁としっかり混ぜ合わせ、バターを絡める。味を整えて完成!
★汁に栄養や旨みがたっぷり含まれているので、ホウレン草にしっかり含ませていただきましょう♡
文字数が多くなってきたので、次の記事にてさらにデトックス副菜をご紹介したいと思います。
最後まで見ていただきありがとうございました*
【胃腸に優しい】春もおでんを食べよう
こんにちは。
昨夜、おでんを作りました。
<材料>
大根、卵、はんぺん、しらたき、鶏手羽、干し椎茸、梅干1個
<調味料>
材料すべてを入れて煮込むだけ。
おでんは簡単で美味しいですよね♡
この時期は、八角も入れます。
↑
八角(スターアニス)は、殺菌効果、血行促進、体を温め冷えからくる腹痛に効きます。
その効果は、八角から抽出される成分がインフルエンザ薬のタミフルに使われているほど。
かといってインフルなどの時に摂って治る訳ではないそうですが。
おでんは、具材をしっかり煮込んでいるため消化が良く、特に胃腸の弱い人におすすめです。
野菜の栄養や旨味が汁に溶け出しているので、汁まで活用するといいです。
→うちはよくカレーにします♡ 和出汁がスパイスに合う!
おでんに入っている具材たちも良い仕事をしてくれているのです。
【大根】消化を助ける。痰の多い咳やお腹が張って苦しいときに。
【卵】血を養う。顔色が悪い、空咳、不眠、めまいなどに。
【しらたき(こんにゃく)】便秘解消、解毒。腸内を綺麗に。
【鶏肉】気を補う。疲れやすい、元気がないなどに。
はんぺんやちくわは白身魚が多いですが、消化に良く、元気を補ってくれます。
栄養たっぷりで消化も良いので、冬だけでなく1年を通して食べたいくらいです。
今度、トマトおでん、海鮮おでんとかしてみたいなあ♡
最後まで見ていただきありがとうございました。
空咳に効く♩簡単トースト
こんにちは。
巷ではコロナウイルスの話題で持ちきりですね。
外に出ると咳き込む人が多くて、他人事ながら心配になっちゃいます。
さて、今日のブランチに、バナナとピーナッツバターのトーストを作りました。
食パンにピーナッツバター(落花生のペースト)を塗って、切ったバナナをのせたらトーストして完成♡
体を温めるシナモンも振りかけました。
昨夜の残りのスープも一緒に。
昨夜に作った、たらとアオサの豆乳クリーム煮 長芋入り。
味付けは味噌とオイスターエキス、塩胡椒で、和風ながらもスパイシーに♩
今朝は残ったクリーム煮を豆乳で伸ばし、スープにしました。
バゲットにも合う♡
まだ寒さの残る早春の朝に最高です。
バナナは寒性で冷やしやすいですが、加熱することでゆるやかになります。
バナナだけフライパンで焼いて、ヨーグルトやオートミールにのせても美味しいです♩
バナナと落花生はどちらも肺を潤し、空咳を止める効果があります。
私も咳が止まらないときによくお世話になりました。
バナナと落花生の薬膳的効能は下記に載せておきます*
「バナナの薬膳効能」
・熱をとる
・肺を潤す
・便秘解消
・解毒
口渇や空咳に。
抗酸化作用のポリフェノール、免疫機能増強のTNF、整腸作用のポリフェノールなどが含まれている。
「落花生の薬膳効能」
・肺を潤す
・咳を止める
・胃を整える
・母乳を通す
・肌を整える
空咳や食欲不振、肌荒れ、母乳不足、脚気にも。
最後まで見ていただきありがとうございました。
毒出し☆発酵あんこの活用法・アレンジ
こんにちは。
今日はとっても風が強いです。
春一番かしら?
さて、先日仕込んだ発酵あんこが大量にあるので、なんとか消費しようといろいろアレンジしています♡
こちらは、ぜんざい。
発酵あんこのこし餡と、粒あんを半々ずつ、お湯で割り溶かして、焼いた餅をのせました。
お餅はもち米でできていますが
薬膳的にもち米は、体力・気力を補い、体の臓腑機能を高めて正気(抵抗力)を養ってくれるといわれています。
また消化機能を正常にし、食欲不振や疲労、浮腫み、軟便にも効果があるとされています。
もち米の帰経(その食材が効くとされる臓腑)は、消化機能である脾胃と肺なので
消化機能だけでなく肺も補ってくれるのです♡
なので肺からくる咳にも効果的です。
→昨年咳が止まらなかった時、お餅を食べたらピタッと治まったのを思い出しました。
(ピーナッツバターもおすすめ)
私はお餅が大好きなので、お正月に限らず常備しており、気を補いたいときに食べるようにしています。
好きなのもありますが、不思議と食べると元気が出るのです♩
ただ、食欲がなかったり胃腸が弱っているときは避けたほうがいいです。
こちらは前回つくった発酵あんこトースト。
バターをのせて、あんバタートーストにしても美味♩
小麦は体を冷やしやすいので、体を温めるシナモンを振りかけました。
続いては、かぼちゃと発酵あんこのいとこ煮です。
茹でたかぼちゃに発酵小豆を加え、少しのお醤油を入れて混ぜたら完成です。
黒ごまも合うので、たっぷり振りかけました。
(→アンチエイジングの黒ごまは積極的にとりましょ♡)
いとこ煮はよく冬至に食されますが、肝と腎を補うクコの実を加えて春仕様に。
クコの実は「食べる目薬」ともいわれ、春に起きやすい目のかすみやふらつき、まぶたのぴくぴく痙攣にも効果的です。
また血を補い巡らすので、女性は特に摂っておきたいです。
→血虚(血が不足している状態)は女性に多く、貧血や生理痛、月経不順、冷え性、手足のしびれ、立ちくらみなどが起こりやすいです。私もこのタイプ😂
味にクセがなく、スイーツやヨーグルト、スープ、鍋など何にでも使いやすいのでオススメです。
クコの実は、だいたいどこのスーパーでも売っていますが、国産で無農薬のものがあるので、今度ご紹介したいと思います!
今度は、余ったいとこ煮をコロッケにしてみようかなと試行錯誤中。
できればスイーツ以外のアレンジにしたいな〜と。
他になにか良いアレンジがあれば教えてもらえると嬉しいです♡
最後まで見ていただきありがとうございました。
花粉症予防*春の解毒パスタ
こんにちは。
天気の良い日が続いて最高な気分です*
最近、山菜や菜の花、わかめ、キャベツなど春の旬食材をスーパーで見かけるようになりました。
旬の食材は、その時の私たちに必要な働きをしてくれますので、積極的に摂るようにするといいです。
花粉も飛び始めたようなので、花粉症予防も意識した食生活にしていきたいですね。
(花粉が飛ぶ前からの予防が効果的!)
さて、今日のお昼にパスタを作りました。
春の解毒パスタです♡
具材は、
アサリ
春キャベツ
菜の花(先にサッと湯がいておく)
舞茸、椎茸
ツナ
生わかめ(写真には写っていませんが後で入れました)
具材全てを入れて、塩胡椒、オリーブオイル、お酒を入れてしばらく酒蒸しします。
アサリが開いたら、お醤油、ほんの少しオイスターエキスを入れました。
最後に茹でたパスタと絡め、バターを落として完成。
アサリは春先や秋口が旬♩
薬膳的には、
余分な熱を取り除く
痰を取り除く
体内の余分な水分を出す
精神安定
血を補う
といった作用がいわれています。
春に起こりやすい、情緒不安やイライラ、むくみにも効果的です。
ミネラル豊富でビタミンb12の含有量は貝類でトップクラス♡
栄養学的にも造血作用や肌髪などの健康維持効果が認められているようです。
そして是非、春に摂っておきたいのが
菜の花です!
冬の間、寒さを乗り越えるために体に溜め込んでいたものを
菜の花などに含まれる「苦味」で排出し、春から動ける体にしていくのが
古くからの食養生の一つです。
山菜も良いですね♡
菜の花は薬膳的に、
解毒
血の巡りを良くする
腫れ物(できもの)をとる
痰を取り除く
便秘解消
といった作用がいわれています。
まさにデトックス食材♡
キャベツもそうですが、アブラナ科の野菜は、強い抗酸化・抗炎症作用を持つものが多く、がんや心疾患などの死亡リスクが低下したというデータもあるようです。
特にキャベツは、ニンニクに次いでがん予防に効果があると認められました。
また、キャベツや菜の花に含まれている「イソチオシアネート」という苦味成分が
花粉に対するアレルギー反応を抑えてくれることが分かっています。
花粉症対策としては、ワカメなどの海藻類も摂るようにすると、水溶性食物繊維が腸内環境を整えることで免疫が上がり、花粉症にかかりにくくなるといわれています。
花粉症予防になるということは、免疫が上がることにもなるのでウイルス対策にも。
少しずつでも意識して生活に取り入れられると良いですね。
最後まで見ていただきありがとうございました。
ウイルス撃退*美人ごはん
こんにちは。
今日はいろいろとバタバタしておりました。
東北にいる実家の父が、数週間咳が止まらず、マイコプラズマ肺炎の検査を受けて結果待ちだと聞き😳
急いで板藍茶や葛湯など効きそうなものを詰めて送ってきました。
早く良くなりますように‥!
さて、昨日は夜ごはんに、ニンニクの芽と豚肉のスタミナ炒めを作りました。
最後にネギと黒ごまも散らしました。
↑
黒ごまは手軽にとれるアンチエイジング食材。毎日少しずつでも摂るようにすると良いです。
学生時代、夫が学食にあったニンニクの芽と豚炒め丼が大好きだったようで、たまにリクエストされます。
学生はこの味大好きだろうなあ‥
薬膳的に豚肉は、気や腎を補うので、疲労回復やアンチエイジングに。
滋陰作用もあるため、春にも摂っておくといいです。
→春は陽気が上がりやすいので、陰のものを摂って補ってあげると不調が出にくいです。
また、糖質代謝のビタミンb1が多く含まれていて、ニンニクの芽やネギと摂ることで吸収が良くなります。
ニンニクの芽は薬膳的に、
消化機能を高める
気を補い、巡らす
湿をとる
解毒
といった作用がいわれています。
抗酸化作用のbカロテンやビタミンcも豊富で、美肌効果も♡
ネギにも含まれているアリシンという成分が殺菌効果として、風邪やウイルスにも効果的だそうです。
ニンニクの芽って普段あんまり食べないのですが、なかなかの滋養食材ですね!
ニンニクと同等くらいの栄養があるので、匂いが気になるときはニンニクの芽の方が摂りやすいと思います。
スタミナもつけて健やかに、美しくありたいものです♡
最後まで見ていただきありがとうございました。
毒出し!砂糖不使用♡発酵あんこ〜薬膳風〜
こんにちは。
最近おしるこが食べたくて、スーパーへあんこを探しに行ったら、砂糖たっぷりのものしか売っていなかったので‥
もう作ってしまおう!
一時期流行った、発酵あんこを作りました。
ただのあんこではなく、発酵させて自然な甘みを引き出します。
私はクコの実も入れて、造血作用もアップ。
今回は少しゆるめになっちゃいましたが、味はまるであずきバー!のようで
美味しくできました。
あんこトーストにしたときは、体を温めるシナモンも振りかけて。
薬膳的に小豆は、
利尿を促しむくみ改善
解熱
熱をとる
といった作用がいわれています。
特に湿気のあるときにオススメですが
温めも冷やしもしない平性なので、取り入れやすいです。
赤色は抗酸化作用のアントシアニンによるもので、塩分を排出するカリウムや、整腸作用の食物繊維が豊富です。
小豆の茹で汁を小豆茶として飲むとむくみ解消に。
小豆を米麹と合わせて発酵させるので、腸内環境の改善にもバッチリです♡
ネットでもやり方はさまざま載っていますが、私は下記のように作りました。
<材料>
乾燥小豆 200g
乾燥麹 200g(小豆と同量)
水 適宜
*乾燥小豆をたっぷりの水で5分ほど煮て、ザルに出してお湯を捨てる。もう一回繰り返してアク抜き完了。
*小豆を鍋に戻し、水3カップ(600cc)、塩ひとつまみを入れて柔らかくなるまで煮る。
↑
私は圧力鍋で15分くらいでやりました
*指ですぐ潰れるくらいの柔らかさになったら、60度くらいまで冷ます。
炊飯器に、小豆とほぐした米麹、水を入れて混ぜる。(水の量はドロっとするくらい)
*炊飯器の蓋をしないで濡れ布巾を釜に被せ、8時間くらい保温して発酵させる。
*2、3時間ごとにかき混ぜ、濡れ布巾が乾いてきたら変える。水分が飛んで固まっていたら60度くらいの水を加え混ぜる。
(私は今回、頻繁に混ぜたり布巾をとったりしてしまったので、ゆるくなってしまったと思います‥)
*出来上がったらよく混ぜて、好みの餡にして完成!
半分はこしあんにしました。
お試しあれ♡
最後まで見ていただきありがとうございました。